田淵電機の技術力 TABUCHI'S TECHNOLOGY

技術者インタビュー

※部門名・役職・記載内容は掲載当時のものです。

信念を持ってEneTelusを世に出す
パワーエレクトロニクス第一技術開発部 第一設計グループ長 新谷 昌孝
パワコン写真

田淵電機の知恵の結集。それがEneTelusが持つ自信

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――― EneTelus誕生までのことを聞かせてください

最初に、当社は電源回路技術の中でもアナログ技術に関して伝統的に高度なノウハウと経験を保持しています、その基礎技術力を生かして電力系統への連系制御に独自の方式を構築されている企業様とパワーコンディショナのOEM事業を開始致しました。

次にEneTelusブランド開始方針のもとに、自社独自の系統連系制御方式を開発し、元々強いアナログ技術と融合させました。家庭用パワーコンディショナ筐体においては、時流とは異なりあえて“たて型のパワーコンディショナ”の新スタイルにて製品を実現しました。

当社の知恵を結集させて完成したEneTelusは、田淵電機にとって伝統とチャレンジのBestMixの成果であると考えています。

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お客様と環境のことを第一に考えた「マルチストリング方式」

――― EneTelusがヒットした理由は何でしょうか

マルチストリング方式のパワーコンディショナの製品化、豊富な品揃え、全量買い取り制度の施行により産業用パワーコンディショナにて爆発的な人気を得られたことが大きいと考えています。このマルチストリング方式というのは太陽光の多入力ポートの高効率という位置づけのみならず、太陽光、風力、燃料電池、といった複数のエネルギーに対応し独立に制御でき、エネルギー損失を最小限にとどめることができます。これらによって蓄電とのハイブリッドパワーコンディショナが創出できました。

また、当社の9.9KW単相パワーコンディショナは家庭用ですが、1つのリモコンで5台までの並列運転が可能であり、産業用に転化しやすかったこともヒットの理由であったと考えています。それらを発展させ、分散型多数台のメガクラスプラント向けに、同時運転投入と遠隔モニタリングが可能なマスターボックスを完成させ、EneTelus投入に拍車をかけました。

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――― 開発への原動力は何ですか?

技術開発においてはアナログ技術者がデジタルをマスターするという従来に無かった取り組みを行い、良い結果を導き出せたと考えております。「必ずできる」という信念をベースに目標に向かって一丸となって取り組む社風が原動力です。「アナログ屋は意見交換型」であり、「デジタル屋は沈思黙考型」なのでそれが融和したのだと思います。

さらなる努力で、パワーコンディショナでNo.1の企業を目指す

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――― 今後の目標を教えてください

パワーコンディショナNo.1の企業となることです。
当社は住宅用(民生)から産業用へと事業領域を拡大し、今後社会インフラの真の理解者となり、電子部品業界および電機工業会の一員として、ソリューション事業を行っていくためのベースを築いて行きたいと考えています。
EneTelus初期からの開発者の一人として、自分の子どもを育てるような気持ちで、過去を見据えて未来に向かってチャレンジして行きます。

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