田淵電機の事業
田淵電機の事業
- 太陽光発電には欠かせない電力変換機器「パワーコンディショナ」と、パワーコンディショナを使ったエネルギー課題へのソリューションをご提案しています。長年蓄積した住宅用パワコンの技術を応用し、新たな通信・制御技術を取り込んでメガソーラー発電からスマートハウスシステムまで、事業領域を拡大し続けています。


- 変成器とは「電圧の高さを変換する電子部品」であり、トランスフォーマー(トランス)とも呼ばれます。
電子レンジやエアコンの室外機を始め、コピー機、車両、昇降機など、身近な製品に多数搭載されており、皆さまの暮らしを支えています。
- 電源とは「コンセントからの交流電流を直流電流に変換する機器」であり、あらゆる電気機器に使用されます。街中のLED照明や液晶テレビなど身近なところから、医療・介護の方面では、最先端の内視鏡ランプや人工心臓ポンプなどにも採用され、安全性への信頼を得ています。
またその他にも様々な電気機器にカスタム対応しています。
田淵電機の沿革

当社は「ZEBRA(ゼブラ)」ブランドとして、変成器(トランス)事業と電源機器事業を展開しています。
1925年(大正14年)、当社の事業は珪素鋼板の打ち抜き加工から始まり、1949年には、その鉄板を材料とした変成器の生産を開始し、機器メーカーの仕様に合わせてカスタム部品を供給するビジネスをスタートしました。
さらに1970年代後半、日系企業の海外進出が本格化する中、1979年アメリカを皮切りに海外進出を進めました。現在では生産のみならず現地に開発・設計機能をもたせることで、お取引先の要望をスピーディにカスタマイズし、量産へ移行できるしくみを作っています。老舗メーカーだからこその安定した技術力によって、「トランスといえばZEBRA」とご評価いただいています。
そして1995年からはその電源機器をさらに発展させ、太陽光発電用パワーコンディショナという電源変換装置の開発に着手し、OEMビジネスをスタートしました。2011年に発表した「EneTelus(エネテラス)」は、太陽光発電用パワーコンディショナを中心とするエネルギーソリューションをご提供する事業ブランドです。当社のコア技術である変成器技術と電源技術を駆使して、未来を見据えたエネルギー活用の実現を目指しています。
今後の事業展開
電源機器事業
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住宅用から産業用へシェア拡大
太陽光発電の需要増加にともない、住宅用から産業用、更には大規模発電用まで、より幅広い市場に積極的に取り組んでまいります。
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太陽光と蓄電池の
ハイブリッドパワコン「電気を賢く使う」ことと「災害時の電力自立対策」のご提案として、太陽光と蓄電池の「ハイブリッドパワコン」を本格販売。新しい時代の電気を提案します。
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北米・アジアへの販売推進
海外でも高まる太陽光発電、蓄電のニーズに対応し、販売拠点の開設や展示会出展、現地での実証実験など、積極的に取り組みを推進しています。
変成器事業
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エアコン用リアクタ
世界シェア30%へインバータエアコンの中核部品「リアクタ」は、中国江西省にある合弁会社での月産100万台体制を構築し、世界シェア30%を目指します。
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産業機器・エネルギー機器向け
大型トランスの市場拡大生産体制の拡充とともに海外を中心に技術者を育成しお客様の需要に対応する体制を強化しています。
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車両・車載用商品
市場参入ハイブリッドカーや電気自動車の車載用部品、高速鉄道などの輸送機や、社会インフラ用の部品の開発を進めています。
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アルミ電線
アジアでの販売拡大アルミ線は中国のグループ会社で月1,000トンを生産し、その生産規模は中国第3位です。引き続き、銅線からアルミ線への置き換え需要に対応してまいります。